意識高い系社畜が会社をやめてからの記録

思考、感情、こころの、点と点をつなぎ、本当の自分へ還る方法を探します。

それでもわたしは飯を炊く。

涙も鼻水も全開で、
泣きながら風呂を磨いていた。

2016/11/25 blog photo by horie sanae

心を整理したいときには
掃除をする。

掃き掃除より、拭き掃除がいい。
つるっつるに磨き上げると、
心もつるっつるになる気がする。

大切な人が、重要な局面にいるとき、
反射的に一歩身を引いてしまう。
これは、わたしが幼い頃に身に着けた癖。

今回も、わたしは反射的に
一歩引いてしまった。

そして、その挙句に
泣きながら風呂を磨く羽目に。

いや、みずからそれを選んだわけだけど、
言い訳が許されるならば、それは
本心から選んだわけではない。

 わたしは、必要とされていない、
  わたしがいると、邪魔になる、
   わたしは、仲間に入れない。
    わたしが生きていると、迷惑になる。

心の奥底に、そんな呪いがある。

そういうと、愛する友たちは、
そんなことない、と言って抱きしめてくれる。

でも、温かな言葉と抱擁にも
負けないくらいの強固なその呪いは、
ずっと、わたしの心の奥底にこびりついている。

その呪いが、わたしの邪魔をする。
選びたくもない選択肢を、選ばせるのだ。

わかった、わかったよ。
そこにその呪いがあるのは、よくわかった。

けれども、これはわたしの人生だから、
よく聞くのだ、呪いよ。

わたしはもう、
やらないことでの、後悔はしない。
自分のやりたいように、やらせていただく。

そうして、わたしは米を炊く。
私は、母の忌み嫌った「飯炊き女」でしかない。

出来ることなんか、なにもないけれど、
おにぎり握りしめて病院に戻った。

一歩、前に。
つらいとき、困ったときは、
一歩前に出よう。

気がつかなかったことに、
気づけるはずだから。

見えなかったことが、
見えてくるはずだから。

一歩、前に出て、
次の自分にチャンスをあげよう。

その一歩が、また次の一歩への
勇気を与えてくれるはずだから。

そうすると、
きっと、次に見える景色は、
新しい景色に変わっているはずだから。

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