意識高い系社畜が会社をやめてからの記録

思考、感情、こころの、点と点をつなぎ、本当の自分へ還る方法を探します。

ダメなとこあっても死なないから

「その考えは、間違ってる。」
「そんな、みっともないことしないで!」
「その洋服、気に入らない。」

なーんて、思ってしまうこともある。
判断しない、ジャッジしない。
そう思ってたって、思っちゃう。
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コンマ何秒レベルの速さで思っちゃうから、
気がついたときには手遅れなの。
運動神経ないくせに、こういうのめっちゃ速いよ。

私たちはなにかと、
二極で考えてしまう癖がある。

良い悪い
好き嫌い
正誤
優劣
白黒
敵味方
安全危険

こっちOKなら、そっちはNO!

その判断(思考)は、
その昔、生きることが、
死と隣り合わせだった頃から
必要とされていた。

危険な動物か、味方か。
食べられる植物か、毒か。
逃げるべきか、じっとしているべきか。

一瞬の判断の間違いは、
死に直結する。

だから私たちは、
素早く正しい選択を
選ばなくてはならないの。

それは、
私たちが長い年月をかけて、
脳を成長させて生きてきたことの証。
くせみたいなものだから、仕方が無い。
そうして、私の祖先たち生き延びてきた。
ご先祖様ありがとう。

そして、
私たちは幼い頃から、
親や養育者の、顔色を伺い、機嫌を伺い、
愛されるように努力して努力して、
ようやく、ここまで生き延びてきた。

親や養育者によって、
危険なことを避け、
安全な道を歩くように
教えこまれてきた。

その教えが正しかったってことは、
いま、あなたがここにいるってことで
証明されているよね。

うん、よくここまで生きてきたよね。
スゴイスゴイ。
本当に、結構すごいことだと思ってるんだ。
育ててくれて、ありがとう。

だからそれも、仕方が無い。
少なくとも、仕方がなかったんだよね。
その頃は、それが生きる道だったのだもの。
良くやったね、自分!
ここまで生き延びたよ!大成功!

でもオトナになるとそれが、
ちょっと苦しくなることがある。

いつも正しい自分でなくては!
ひとよりも優れた自分でいなければ!
誰にも嫌われない自分でなければ!

なんだか、わからないけど、
あれもダメ、これもダメ。
とっても不自由な感じ、がする、
ことがある。

それはさ、
〇〇でなければならぬ!
は、ジャッジのひとつで、

〇〇でなければ〈死〉!
って、心の中で
叫んでるってことなんだよね。

他人に言ってる人もいるけど、
他人に言ってるって、
実は自分に言ってるんだよね。

例えば、
ひとよりも優れた自分でなければ!
と思ってたなら、

ひとよりも優れた自分でなければ〈死〉!
って、叫んでるの。自分に。
結構、しんどいよね。

なかなか他人に言えないよね、
アンタみたいな劣ったひと、死ねばいい!
なんて。

でも、不思議なことに、自分には結構やってる。
でもでも、セルフジャッジは止められないの、
そういう仕様だから。

さて、どうしましょうか。

んーとね、死なないよね。
ひとよりも優れた自分でない私も、生きてるし。
生きてていいよね。

って思うくらいのところから
やってみるのどうですか?。

「その考え、間違ってる!」
って、思ったら、
「んー、でも死なないし。」
って。

ダメな方を、
ダメだからって切り捨てずにいること。
それが、ありのままなんじゃないかな。

ダメなとこあっても死なないから。
残してあげても大丈夫だと思うんだよ。

それが、自分の全部にOKする
ってことじゃないかなと、思うのです。



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