意識高い系社畜が会社をやめてからの記録

思考、感情、こころの、点と点をつなぎ、本当の自分へ還る方法を探します。

25日目:気づきとピラティスの可能性

昨年夏からピラティスを始め、10ヶ月ほどが経過しました。
「やっと背骨の曲がる場所、増えてきましたー。」
なんていう会話をインストラクターさんとしておりましたら、ピラティス初日!という方が、
「指示が全然理解出来ないんですー。」
と困惑されておりました。
思い返せば、自分も始めたときはそうでしたよという会話をしましたので、変化をメモしておきます。

ピラティスは、開発者のジョセフ・ピラティス氏によると「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」と称されていたそうです。
実際にクラスでは、細かなひとつひとつの骨や筋肉に意識を集中させるよう注意があります。
具体的には
「肋骨の一本一本の間隔を押し広げるように~~」
「背骨を頭骨から一骨づつ意識して~~」
のような指示がなされます。

「理屈として」頭で理解は出来るのですが、「感覚として」わかるというのは、実は時間が掛かることもあるのですね。

例えば、直立状態から頷くように頭骨を下げ、徐々に背骨全体を曲げていく「ロールダウン」という、ピラティスの定番メニューがあります。

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なんのことはない「前屈」なのですが、インストラクターさんは、「椎骨のひとつひとつ」に注意すると仰います。

しかしながら、始めた当初のわたくしの椎骨の曲がる感覚は、どう多く見積もっても3箇所程度です。首、胃の後ろ辺り、仙骨の上、この辺りくらいしか「意識して」動かすことが出来ていませんでした。
これが最近、肩甲骨の間と、胃と仙骨の間に、2箇所くらい「意識できる」ポイントが追加された感じです。

この「意識してコントロールできる箇所が増える」というのがピラティスの特徴的なところで、言い換えると「気がつかなかった部分に気がつくことが出来る」ひいては「気がついたところはコントロールできる」可能性があるということなんです。

さらにいうと、
意識してコントロールできる「身体」の箇所が増える。
ということが、
意識してコントロールできる「精神」の箇所が増える。
に繋がっている可能性があると感じています。

話題が大きくなってまいりましたので、次に参ります。

もうひとつ、いまわたくしが感じていることとしては、ピラティスとマインドフルネスの共通項です。
マインドフルネスはグーグル、ゴールドマン・サックスやP&Gなど米国の大手企業で取り入れられたと話題になりましたので、言葉の認知度は高いように思います。

マインドフルネスとは、マインドフルネス・ストレス逓減法ではこう定義しています。

「瞬間瞬間に立ち現われてくる体験に対して、今の瞬間に、判断をしないで、意図的に注意を払うことによって実現される気づき」

これが、まさにピラティスの定義と同一なのです。
例えば椎骨の曲がる箇所が三箇所だったわたくし、それは良い悪いということではなく「三箇所感じた自分」がいるだけです。
「三箇所感じた」そうですね、終わり。

あるがままを受け入れ、思考や判断の感情に惑わされない心のありかた。
このありかたというのが、頭では理解はできるのですが、どうにも腑に落ち感がなく、瞑想を勧められたりしていたのですが、わたしはピラティスにより腑に落ちた感じです。

とりあえず継続していきます。
このところ体を整えることは、心を整えることでもあるなあ、と実感しつつありますので、また変化を感じたら言葉にしたいと考えています。

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