意識高い系社畜が会社をやめてからの記録

思考、感情、こころの、点と点をつなぎ、本当の自分へ還る方法を探します。

「自分を大切に扱っていない自分」に気がついたとき

このまま、この会社でやっていけるのかな。
ある日ふと不安になった。
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頼れる相手がいない上に、
理不尽に降りてくる司令と、
根拠のないノルマ。


日々技術は変わっていくのに
自分の勉強に投資できない。


取り残されたくない、
けど、この技術変化の激しい業界で、
いつまでやっていけるのかな。


みんなが焦って、
みんながちょっとづつイラついていた。


少しでもいい給料で、
少しでもいい条件で働けたら、
それでよかった。


それなりに評価もされていたし、
いい仕事も少しはできた。


それなりに仲の良い友達もいたし、
彼氏と飲んだり遊んだり、
そこそこ楽しい生活だった。


でも、どこか
ずっと満たされることなく、
このままじゃダメだって、
ひっそりと焦り続けていた。


やりたいことがわからない。
楽しいことがわからない。
なんのために生きてるかわからない。


このまま、死んでいくのかな?
そんなのいやだ。
猛烈に悲しくなった。


せっかく生まれてきたのに、
なんのために生きてるか
わからないまま死んでいくなんて!
わたし、可哀想すぎるよ!




これ、10年前の私です。


ずっと、本気で楽しい!と思うものや
ずっとこれをやっていたい!
というものが見つけられなくて、
なんでかなーと探しあぐねていた先に
見つけたのは、


「自分を大切に扱っていない自分」


でした。
元々わがままを言わないように
感情を飲み込んできた自分。


その後の社会生活でも、
その考え方、やり方が抜けなかった。


自分を大切に扱っていない自分に気がついたとき、
そんな生き方が心底イヤになったのよ。


仕事は出来たほうがいいし、
頑張れるものがあるっていいよね。
いまなら素直にそう思えるよ。


でも、
その頑張りは、自分が心底楽しいって思える
事に向けてあげたいよね。


社会や他人に嫌われることを恐れて
しがみついてることだったり、


お金の不安にがんじがらめで
やりたくもない事やってるとかじゃなく!


誰のために…
なんのために頑張ってるの…私の人生なのに。
そんな風に思った。


そこから、ひとつづつ自分に聞いてみることにした。
朝履く靴。
次に買う紅茶。
いま続けてる仕事。


本当にこれが好きかな?
本当にこれが欲しいかな?
って聞きながら。


安くて買ったIKEAの家具、
無難で合わせやすいグレーのコート、
仕事のためのスーツや、間に合わせの流行のシャツ、
そんなものを全部捨てた。


残ったのは、
安いけど気に入ってるタイのグラスや、
民族調のバレエシューズ。
合わせにくいし履きにくいルブタンのシューズに、
大学卒業の時に母に買ってもらった
トラサルディのスカーフ。
そして、本当に会いたいと心から思える友人たち。


どうか、昔の自分の常識や、
世間のいう当たり前なんて言葉で
自分を制限することを許さないで。


もっと、あなたは自由で、
もっと、あなたは高く飛べる。


やりたくないことを、
やりたくないと言う勇気を自分に与え、

やりたいことを、
直視する勇気を自分に与えてください。


その勇気こそが、
自分を大切に扱うことができるための〈魔法〉なんだから。


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