意識高い系社畜が会社をやめてからの記録

思考、感情、こころの、点と点をつなぎ、本当の自分へ還る方法を探します。

わたくしとはナニモノだろう…?

ここからちょっと昔に遡って、
自分とは何ぞやという問いを始めた頃の
話を書いていきたいと思います。

2016/09/07 blog photo by horie sanae

本格的に、
どうにか自分の人生取り戻さんとあかん。
と痛切に感じたのは、
わたくしの場合、離婚がきっかけでした。

転職したての会社が結構忙しくて、
しかも初めてのディレクター経験で、
そのうえ、社内でディレクターの経験者はおらず。
日々トライ&エラーの繰り返しで疲弊し、
でも好きな仕事だからやりたい!!

そんな中での結婚。
もうちょっと落ち着くのを待つとか、
諦めてどちらかの手を抜くとか、
少し冷静に考えれば、なんらかの解決方法は
あったのかもしれません。

しかしながら、自分では仕事したいのに、
料理も掃除洗濯も全部全部自分で
やらなければいけない気になっていて。

結婚式の準備もやりたいことが
たくさんあって、
夫に助けてもらえばいいのに、
それすらも言えなくて、できなくて。
結婚式の翌日には疲れ切っていた。
そんな状態でした。

思えば、なんで結婚したかというのも、
好きな人がいて、この年になったら、
結婚するのが普通やろ、それが親孝行やろ、
とかそんな根拠ない動機です。

自分のモチベーションじゃないので、
頑張れないんです。

そして、
女とは結婚して子を成すもの
(だから早く結婚しなきゃ)とか、、、
結婚したら女は家事をするもの。とか?
仕事も既婚者だからって
手を抜いてはいけない。とか?!

もう、いろんな世間の価値観に
がんじがらめです。

終電間際で帰って家事なんて
出来る訳ないのに、
そんだけ仕事してたら、
休日はゆっくりしたいのに、
お部屋にいると
家事をしなきゃって思うから、
無理やり外にでて、
なんか憂さ晴らしして。

でも、全部やらなければいけない!
と思ってて。
やらなければ、妻失格なんだ!
と思ってて。
やらなきゃ、でもできない!
の繰り返し。

きっとこの古い家から
引っ越せばいいんじゃない?
とか、根本から目を背けること
甚だしい状態で引っ越しを決め、

結局、体を壊しました。

周りの音が聞こえないくらいの耳鳴りと
右半身のリンパの激痛。

そして、勝手ながら別居しました。
(まぁ、話し合ったことは
たくさんあるのですが端折ります)。

生活に最低必要なものだけをもって
ひとり暮らしを始めました。

会社にも遠いのは困るけど、
海に行けるところを選んで。

そこで思い至ったのは、
いままで明確な意思をもって
自分の人生を選び取って来なかったこと。

なんとなく楽しそう、
なんとなく面白そう。
そう色々と試してきたと思ったけど、

コレ!という核を、
自分の人生にゆるぎない軸をもって、
人生の選択をしてこなかった。
ずっとフワフワしていた。

わたくしとはナニモノだろう…。
なんのために生きているのだろう…。

狭いけれど、小さくて暖かな部屋で、
わたくしは、人生の模索を始めました。
およそ、十数年前の出来事です。

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